- スポーツを頑張っている
- スポーツ推薦で高校に入りたい
- スポーツ推薦がもらえた
このような中学生の方やそのご両親にお伝えしたい記事を用意しました。
当記事では、高校のスポーツ推薦はわりと落とし穴【僕はやめてよかった】というテーマでお伝えしていきます。
これを読み終えると、スポーツ推薦のことを真剣に考えてみる機会となり、スポーツに対する1つの選択肢が得られるので、ぜひご覧ください。
タップできる目次
高校のスポーツ推薦
高校のスポーツ推薦って輝いて聞こえますよね。
なぜなら「相手に選ばれる必要があるから」です。
高校のスポーツ推薦の種類
スポーツ推薦の種類は、実は3種類あります。
- スカウト
- 選抜
- 自己推薦
1つずつ順番にみていきます。
1.スカウト
高校側から直接スカウトされる推薦のことです。スカウトのイメージは以下のとおり。
- 実績のある人に声がかかる
- 早ければ2年生の場合もあり
- 入学金や授業料免除
継続的に結果を残す必要があり、ハイパフォーマンス型です。
2.選抜
高校の部活やセレクションなどで選ばれる推薦のことです。
ある場面で、瞬間的な力を発揮できるかが試されるので、一発逆転型です。
3.自己推薦
中学側からの推薦と高校側のスポーツ枠の両方を満たせば受験できる推薦のことです。
運だけでなく学力試験・面接・実技などをこなす必要があるので、オールマイティ型です。
高校のスポーツ推薦の条件
スポーツ推薦の条件は、どのスポーツでもわりと共通です。
- 大会で上位の経験あり
- 体育の成績よさげ
- それ相応の学力
- 途中で辞めない
各学校で微妙に違うかもですが、大きな観点で言うと上記のとおりです。
スポーツ推薦についての理解を深めていただいたところで、高校のスポーツ推薦がわりと落とし穴だと考える理由について詳しく説明していきます。
高校のスポーツ推薦はわりと落とし穴
落とし穴だと考える理由は以下の3つです。
- 選択肢を1つに絞られる
- 未来より今が優先される
- そもそも難易度が高い
1つずつ順番にみていきます。
①選択肢を1つに絞られる
言葉の通りですが、スポーツで成果を出すことのみを求められます。
正直、中学生の段階で自分がスポーツに向いているかどうか分かりませんよね。
その瞬間は強くて結果を出せたとしても、体の成長の仕方や好みの方向性もまだまだこれからだったりします。
なので、選択肢を1つに絞られるのはリスクとなります。
②未来より今が優先される
スポーツ選手の性ではありますが、今この瞬間に輝けるかが問われ続けます。
スポーツ推薦は、高校3年間のことしか考えられていない制度だったりしますよね。
なのでそれを分かった上で選択しないと貴重な高校生活を棒にふってしまいます。
賛否両論あるかもですが、大事なのは「未来」です。
③そもそも難易度が高い
スポーツの世界はそもそも難易度が高いです。他の世界と比較すると以下のとおり。
- サラリーマンなら会社に行けば稼げる:上位99%
- Youtubeなら動画投稿していれば少しは稼げる:上位5%
- スポーツは多くの猛者を倒してはじめて稼げる:上位1%
スポーツはかなり厳しい世界ですよ。。
…これまで少しネガティブなことを言ってきましたが、僕自身スポーツを否定する気は全くありません。
これだけ厳しい世界だからこそ、見る人に感動を与えることができますよね。
東京2020にも多くの方が期待し、楽しみにしていると思います。
ですから、スポーツとともに生きることを選ぶなら「それ相応の覚悟が必要」。
スポーツ推薦がきて嬉しいという理由のみで、なんとなく推薦を受けてしまうのは危険だということを理解するべきです。
ここからはあくまで参考として、僕の経験をお伝えしますね。
僕の経験
僕の経験は以下のとおりです。
- 小3からバドミントン開始
- 小6で全国3位
- 小中の間、県1位は当たり前
上記の実績から県内No.1の高校からスカウトされました。
スカウトを受けた当時は、非常に不安な気持ちになったことを思い出します。
不安な理由
振り返ると不安な理由は以下のとおりです。
- スポーツで飯が食えるかな?
- スポーツにコミットしていいのかな?
- 自分の将来どうなるの?
学生の時に、上記の不安を払拭する材料はありませんよね。なので勢いでOKしてしまう人がいる、というのが実態ではないでしょうか。
断った理由
僕は悩んだ末にスポーツ推薦を断ることにしました。理由はシンプルです。
- 将来が見えないから
かわいくない子供だな、って思ったかもですね。
ですが僕自身は冷静で、当時バトミントンはあまり流行っていなかったということを自分なりに分析しました。
最近は日本勢が強くなり有名になってきましたが、僕の世代はほぼ引退済みで、断って正解でしたね。
なので高校のスポーツ推薦を受けるにしても、「冷静な分析」が必須です。
断ってどうなった
断ってどうなったかというと、以下のとおりです。
- 県でトップの進学校に入り、猛者達の知り合いに
- 同期のみんなはThe有名な職業で稼いでいる
- 自身は一部上場企業に入り、ある程度稼いでいる
周りの環境が圧倒的に変わり、自身の世界観が広がった感じです。覚悟無しにスポーツを優先すると、未来が不安定になると思う。
さいごに
まとめますと、
高校のスポーツ推薦はわりと落とし穴だと考える理由は、以下の3つです。
- 選択肢を1つに絞られる
- 未来よりも今が優先される
- そもそも難易度が高い
もしスポーツで飯を食いたいなら全力でコミットしましょう。中途半端だと時間を無駄にしてしまいますよ。
以上、「高校のスポーツ推薦はわりと落とし穴【僕はやめてよかった】」でした。